〈MH〉わかりやすい確定申告の本は? 『フリーランスを代表して……』。星4つ
フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
- 作者: きたみりゅうじ
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2005/12/08
- メディア: 単行本
- 購入: 100人 クリック: 1,476回
- この商品を含むブログ (131件) を見る
あと少しで3月。
3月といえば確定申告です。
自分もフリーランスなのでやらなければいけません。
今年は仕事の忙しい季節と確定申告が重なることが
決まっていて、すでに戦々恐々としています。
今から3月中旬にかけて
このブログの更新があまりないようだったら、
そういうことだと思って頂ければ幸いです……(汗)。
…………
さて、僕は昨年初めて確定申告をやりました。
もちろん完全な素人でしたし、
いい年して恥ずかしいことに税の知識も皆無に等しければ、
数字を見るだけでムズムズするような文系人間でした。
なので、数ヶ月前から、
フリーランスの先輩である友人にしっかりと
レクチャー&サポートをしてもらって3月に備えたのです。
おかげでなんとか、
(ぶっちゃけ、年間の支出の計算を自分でやった以外は
友人大活躍だったんですが……)。
その初の確定申告に備えて、
友人に「これだけでも読んでおいたら良いよ!」と
事前に貸してもらったのがこの、
『フリーランスを代表して申告と節税について
教わってきました』(きたみりゅうじ著)です。
レビューを読んでもらうだけでもわかると思いますが、
極めて面白くてためになる、
まさに「目からウロコの税金講座」です。
ずっと版を重ねて売れ続けている、
確定申告界のベストセラーです。
主人公である、フリーランスの「私」
(=著者のきたみりゅうじさん)と、
税理士の先生の対談形式で、
税の仕組みや確定申告という制度の概念、
それから、
「早い話が何をどのぐらい経費として積めるのか」
みたいな実際的な話まで語られています。
ただ、具体的な事務作業について、
例えば複式簿記の記帳の仕方みたいなことは
あまり載っていないので、
それはまた別の本などで勉強する必要がありますが、
この本1冊で、税務署や税金という存在が、
「得体の知れないモノ」ではなくなった気がしますし、
「税理士などに丸投げしないで、
自分でもなんとか青色申告できるんじゃないか」
という勇気をもらえました。
また、実際に一度自分で確定申告をしてみたところ、
お金の流れを否応なく把握することになったので、
これは非常に勉強になりました
(仕事と暮らしを「数字」で見るのって大事ですね)。
友人から借りたこの本、結局僕は2度読んで、
最終的には自分で買ってもう1度読みました。
イラスト(マンガ)も多いし、
対談形式なのですごく読みやすいんですよ。
個人で確定申告をすることがないという
サラリーマンの皆さんにとっても、
「短時間で気軽に税金のことが学べる名著」
だと思います。
この本は、★★★★☆
…………
余談ですが、
僕の確定申告の先生であるこの友人、
今はまた勤め人に戻ったのですが、
フリーランス時代に制作に関わった書籍の印税が
今も払われているそうで、確定申告もしています。
……というか、
「もう終わったよー」とのこと^^;
ひー、焦るじゃないかー。