やまとものとひと

登山未満ハイキング以上。散歩&出張スナップ。YouTube: Koba Japan

〈MH〉八ヶ岳の阿弥陀岳&赤岳へ。登山初級者の夏の八ヶ岳デビュー

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登山ブログっぽくなりますがお許しを。

 

頼れる仲間、fumiさんのプランニングで、

日帰りで八ヶ岳阿弥陀岳と赤岳に登ってきました。

 

八ヶ岳があるのは長野県ですね。山梨県寄りの。

 

今回は約14kmの行程で、

行動していた時間は朝4時過ぎから14時過ぎまでの10h。

 

お盆過ぎの平日に行きました。

 

急登(きゅうとう)もあり、

登山初級者の僕にはなかなかタフなコースでしたが、

 

事前に一人で金時山(神奈川)に登っておいたのが

ちょっとは効いたのでしょう、

 

ほぼ登山地図のコースタイム通りに動けていました

(らしいです)。

 

そしてなにより、たった一日とは言え、

自分の体を使って、普段都会では絶対にできない

「冒険」をやり遂げてきた快感が今も体に残っています。

 

かなりクセになりますね、登山は。

 

以下、ざざざっと写真を並べます。

 

…………

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横浜市内を夜中1時に出て、

クルマで一路中央自動車道の諏訪南ICへ。

 

途中、東名から中央道まで完全に繋がった「圏央道」も

初めて通りました。結構時間短縮できますね。

 

インターからは「美濃戸口」というところまで下道を行き、

 

美濃戸口というところから無舗装の林道を更にクルマで進みます

(歩いたら1hぐらい掛かるところを短縮できます)。

 

朝4時頃、美濃戸の赤岳山荘の駐車場に着いて、

ヘッドライトを点けて行動開始。

 

写っているのは同行のfumiさんと彼の愛車です。

 

この時だけ肌寒かったですが、

あとは一日を通して暑くもなく寒くもなく

快適にトレッキングできました

(山頂で座ったりしてるとさすがに冷えたので

一枚羽織りましたが)。

 

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夜が明けないうちに美濃戸山荘を通過。

 

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2hぐらいかけて、南沢ルートで行者小屋へ向かう途中。

夜が明けました。

 

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沢沿いを歩いて……

 

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行者小屋へ到着。

 

テント場があり、テントを畳んでこれから行動開始!

という人達が結構いました。

 

この時点でまだ6:30ぐらいでした。

 

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おー、缶ジュースとかビール、売ってます。飲みてー。

 

飲用水もここで補給できるようです。

 

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遠く山稜を見上げると…………一瞬雲が切れて、

これから登る赤岳の姿が……と、遠い!!!!

 

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行者小屋から直接赤岳に行く文三郎尾根というのが

ここら辺りのメジャーコースとのことなんですが、

 

僕らは先に阿弥陀岳に登るため、別の道へ。

 

朝から曇っていたのに、

稜線に着く頃には晴れてきました。

 

この写真は横岳、硫黄岳辺りのはず。

 

雲がサーッと消えて、突如現れた威容に震えた。

 

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稜線から反対側を見ると……Oh ! Fujiyama !!  

 

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ここから阿弥陀岳へ。

 

写真ではわかりにくいですが、

「え、これ登るの?」っていう急坂。

 

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fumiさんが撮ってくれた僕。

 

景色を見る余裕などなく、

ヒーヒー言いながら岩をよじ登る30分間。

 

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8時過ぎ。阿弥陀岳の山頂に着いたー! 2805m。

 

ややガスってる。

 

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茅野方面を望む。左側の山嶺は南アルプスだと思われます。

 

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阿弥陀岳から降りて、先ほどの場所に戻り、

赤岳を目指す。

 

ここはその途中にある中岳。この時で9時頃。

 

中岳にいる時、ぐんぐん晴れてきて

(思えばこの日最後の快晴だった)、

 

360度見渡すことができました。

この日の山行で一番気持ち良かった瞬間かも。

 

ちょこんとした、皆通り過ぎるようなピークだけど、

ナイス中岳!

 

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中岳から進行方向右手を見ると、権現岳。

 

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進行方向左手を見ると、さっきも載せましたが、

横岳や硫黄岳辺りがくっきりと。

 

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そしてそして。

 

進行方向には赤岳ドーン! 

 

なんて美しいんだ……ってしばし見とれてからハッとする。

 

上の方、すごいギザギザってなってるけど、

あそこ登れるの…………とビビる初級者な僕。

 

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さっきの写真の真ん中辺りまで到達し、てっぺんを見上げる。

 

も、もっとキツくなるんですか……。

 

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文三郎尾根分岐に到着。

 

ここからは50歩進んで一休みを繰り返す感じでした。

 

結構体力も要りましたし、

高山なので空気が薄い気もしました。

 

fumiさんはかなり高山病になりやすい体質らしく、

ここら辺りで立ちくらみに似た症状が出始め、

ゆっくりしか歩けませんでした

(僕にとってはちょうど良かった訳ですが)。

 

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最終ギザギザエリアに着いたらしい……。

 

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鎖は使わなくても登れるんですが、だいぶ急。

 

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稜線に出て、み、見えたー! 

 

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赤岳山頂! 2899m。

 

ここが八ヶ岳の中の最高峰です。

 

赤岳は八ヶ岳の中で一番人気の山です。

 

ここで10時頃。

 

…………

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山頂で20分ぐらい食事休憩してましたが、

 

そうこうする内にどんどんふもと側から

上がってきた雲に覆われてきちゃいました。

 

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頂上で食べたゆでたまごが美味でした。

 

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さあ、下山します。

 

20分ぐらいも下ると赤岳展望荘が。

 

通過して先に進みます。

 

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地蔵ノ頭という分岐。11時前。

 

真っ直ぐ北進すれば横岳に至るのですが、

僕らは日帰りですし、ガスっていますし、

今日はここで西に折れて下山。

 

いずれ横岳や硫黄岳に行きたい。

 

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ガスっている急斜面をゆっくり降ります。

 

尖った奇岩がいっぱい。

 

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往路で通った行者小屋を経由して、

 

正午すぎに赤岳鉱泉という大きな山小屋へ到達。

 

ここで本日の山行の8、9割はおしまいという感じです。

 

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赤岳鉱泉で、

歩いて来た道程を思い返しながらゆっくりコーヒータイム。

 

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あとは、クルマを停めている美濃戸まで、

単調な沢沿いの道を1.5hほど。「北沢ルート」です。

 

この渓流と鳥の声には癒やされました。

 

14時過ぎにクルマまで戻ることができました。

 

…………

 

クルマに乗って、

近くの温泉「もみの湯」に寄って帰りました。

 

が、中央道が結構すごい事故渋滞……(T_T)

 

帰りは5、6時間ぐらい掛かったと思います。

 

僕も運転を替わったりしてなんとか帰りつきました。

 

それにしても、

阿弥陀岳と赤岳は実に登りごたえのある山で、

その苦しさ込みで、存分に楽しむことができました。

 

曇り時々晴れという感じの天候で、

晴れている時には素晴らしい眺望が楽しめました。

 

八ヶ岳の稜線で思いっきり夏を感じることができて

最高の一日になりましたね。

 

この日は平日とは言え、8月ですし、登山客は多かったです。

 

小屋かテントに泊まるという人が多いのでしょう。

デカいザックの人が多かった。

 

僕ももっと良い装備を揃えて、

もっともっと八ヶ岳を長く歩きたいなぁ。

 

……ということで、

山道具のカタログやネットショップを見る日々です。