登山ブログっぽくなりますがお許しを。
頼れる仲間、fumiさんのプランニングで、
今回は約14kmの行程で、
行動していた時間は朝4時過ぎから14時過ぎまでの10h。
お盆過ぎの平日に行きました。
急登(きゅうとう)もあり、
登山初級者の僕にはなかなかタフなコースでしたが、
事前に一人で金時山(神奈川)に登っておいたのが
ちょっとは効いたのでしょう、
ほぼ登山地図のコースタイム通りに動けていました
(らしいです)。
そしてなにより、たった一日とは言え、
自分の体を使って、普段都会では絶対にできない
「冒険」をやり遂げてきた快感が今も体に残っています。
かなりクセになりますね、登山は。
以下、ざざざっと写真を並べます。
…………
横浜市内を夜中1時に出て、
クルマで一路中央自動車道の諏訪南ICへ。
途中、東名から中央道まで完全に繋がった「圏央道」も
初めて通りました。結構時間短縮できますね。
インターからは「美濃戸口」というところまで下道を行き、
美濃戸口というところから無舗装の林道を更にクルマで進みます
(歩いたら1hぐらい掛かるところを短縮できます)。
朝4時頃、美濃戸の赤岳山荘の駐車場に着いて、
ヘッドライトを点けて行動開始。
写っているのは同行のfumiさんと彼の愛車です。
この時だけ肌寒かったですが、
あとは一日を通して暑くもなく寒くもなく
快適にトレッキングできました
(山頂で座ったりしてるとさすがに冷えたので
一枚羽織りましたが)。
…………
夜が明けないうちに美濃戸山荘を通過。
…………
2hぐらいかけて、南沢ルートで行者小屋へ向かう途中。
夜が明けました。
…………
沢沿いを歩いて……
…………
行者小屋へ到着。
テント場があり、テントを畳んでこれから行動開始!
という人達が結構いました。
この時点でまだ6:30ぐらいでした。
…………
おー、缶ジュースとかビール、売ってます。飲みてー。
飲用水もここで補給できるようです。
…………
遠く山稜を見上げると…………一瞬雲が切れて、
これから登る赤岳の姿が……と、遠い!!!!
…………
行者小屋から直接赤岳に行く文三郎尾根というのが
ここら辺りのメジャーコースとのことなんですが、
僕らは先に阿弥陀岳に登るため、別の道へ。
朝から曇っていたのに、
稜線に着く頃には晴れてきました。
この写真は横岳、硫黄岳辺りのはず。
雲がサーッと消えて、突如現れた威容に震えた。
…………
稜線から反対側を見ると……Oh ! Fujiyama !!
…………
ここから阿弥陀岳へ。
写真ではわかりにくいですが、
「え、これ登るの?」っていう急坂。
…………
fumiさんが撮ってくれた僕。
景色を見る余裕などなく、
ヒーヒー言いながら岩をよじ登る30分間。
…………
8時過ぎ。阿弥陀岳の山頂に着いたー! 2805m。
ややガスってる。
…………
茅野方面を望む。左側の山嶺は南アルプスだと思われます。
…………
阿弥陀岳から降りて、先ほどの場所に戻り、
赤岳を目指す。
ここはその途中にある中岳。この時で9時頃。
中岳にいる時、ぐんぐん晴れてきて
(思えばこの日最後の快晴だった)、
360度見渡すことができました。
この日の山行で一番気持ち良かった瞬間かも。
ちょこんとした、皆通り過ぎるようなピークだけど、
ナイス中岳!
…………
中岳から進行方向右手を見ると、権現岳。
…………
進行方向左手を見ると、さっきも載せましたが、
横岳や硫黄岳辺りがくっきりと。
…………
そしてそして。
進行方向には赤岳ドーン!
なんて美しいんだ……ってしばし見とれてからハッとする。
上の方、すごいギザギザってなってるけど、
あそこ登れるの…………とビビる初級者な僕。
…………
さっきの写真の真ん中辺りまで到達し、てっぺんを見上げる。
も、もっとキツくなるんですか……。
…………
文三郎尾根分岐に到着。
ここからは50歩進んで一休みを繰り返す感じでした。
結構体力も要りましたし、
高山なので空気が薄い気もしました。
fumiさんはかなり高山病になりやすい体質らしく、
ここら辺りで立ちくらみに似た症状が出始め、
ゆっくりしか歩けませんでした
(僕にとってはちょうど良かった訳ですが)。
…………
最終ギザギザエリアに着いたらしい……。
…………
鎖は使わなくても登れるんですが、だいぶ急。
…………
稜線に出て、み、見えたー!
…………
赤岳山頂! 2899m。
ここが八ヶ岳の中の最高峰です。
赤岳は八ヶ岳の中で一番人気の山です。
ここで10時頃。
…………
山頂で20分ぐらい食事休憩してましたが、
そうこうする内にどんどんふもと側から
上がってきた雲に覆われてきちゃいました。
…………
頂上で食べたゆでたまごが美味でした。
…………
さあ、下山します。
20分ぐらいも下ると赤岳展望荘が。
通過して先に進みます。
…………
地蔵ノ頭という分岐。11時前。
真っ直ぐ北進すれば横岳に至るのですが、
僕らは日帰りですし、ガスっていますし、
今日はここで西に折れて下山。
いずれ横岳や硫黄岳に行きたい。
…………
ガスっている急斜面をゆっくり降ります。
尖った奇岩がいっぱい。
…………
往路で通った行者小屋を経由して、
正午すぎに赤岳鉱泉という大きな山小屋へ到達。
ここで本日の山行の8、9割はおしまいという感じです。
…………
赤岳鉱泉で、
歩いて来た道程を思い返しながらゆっくりコーヒータイム。
…………
あとは、クルマを停めている美濃戸まで、
単調な沢沿いの道を1.5hほど。「北沢ルート」です。
この渓流と鳥の声には癒やされました。
14時過ぎにクルマまで戻ることができました。
…………
クルマに乗って、
近くの温泉「もみの湯」に寄って帰りました。
が、中央道が結構すごい事故渋滞……(T_T)
帰りは5、6時間ぐらい掛かったと思います。
僕も運転を替わったりしてなんとか帰りつきました。
それにしても、
阿弥陀岳と赤岳は実に登りごたえのある山で、
その苦しさ込みで、存分に楽しむことができました。
曇り時々晴れという感じの天候で、
晴れている時には素晴らしい眺望が楽しめました。
八ヶ岳の稜線で思いっきり夏を感じることができて
最高の一日になりましたね。
この日は平日とは言え、8月ですし、登山客は多かったです。
小屋かテントに泊まるという人が多いのでしょう。
デカいザックの人が多かった。
僕ももっと良い装備を揃えて、
もっともっと八ヶ岳を長く歩きたいなぁ。
……ということで、
山道具のカタログやネットショップを見る日々です。