明日、晴れそうだ。谷川岳の紅葉が見たい――。
前日に思い立ち、カーシェアのクルマを手配して、早朝出発。
谷川岳をソロハイクしてきました。
前回は2年前、"fumiさん"と行きましたが、今回は一人。
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前回の記事。↓
〈MH〉ツンデレな谷川岳様♪ 紅葉の稜線歩き - ものとひと
谷川岳はこんなところ。↓
http://www.tanigawadake-rw.com/tanigawadake/
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前回はハードな西黒尾根ルートで登りましたが、
今回はロープウェイを使って楽する作戦(もはや基本仕様)。
平日(金曜)だし、空いてるだろうと思ったら……
さすがは人気の百名山。大賑わいでした。
写真でざざざっと振り返ります。
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自宅から2時間半ほど。例のごとくほぼ徹夜状態で、
環八→関越というルートでクルマを走らせ、ロープウェイの駅へ。
朝7時40分に到着。
8時の始発に乗れるかなと思ったらとんでもない。
既に100人ぐらいは並んでました。
次々に運ばれて行ったので8時15分ぐらいには乗れましたが。
麓(746m)から天神平(1319m)まで、約10分で600mほどワープ。
ロープウェイから西黒尾根が見えるんですが、
前回俺、よくあそこを登ったな……と本気で思いました。(ヾノ・∀・`)モウムリムリ
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天神平に到着。おっ、右の方に頂上が見えてます。
さて、ここからは気合いを入れて急ぎ目で歩くことにします。
というのも、グループ登山の方々が思った以上に多く、
その列やペースに巻き込まれる可能性があると思ったから。
明るく「こんにちはー、すみませーん」と声を掛け、
スルスル脇を歩かせてもらいます。
腰を下ろす大休憩は取らず、立ちっぱなしの小休止だけで先を急ぎました。
最後はヘロヘロになったけど(笑)、
おかげで登りの行程の4/5ぐらいは、"お一人様"気分を楽しめました。
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樹林帯を抜けると、丸みを帯びた尾根が見えてきます。
いよいよ本格的な登りの始まりです。
谷川岳はどの方角から見るかによって、かなり印象が変わる山。
天神平からのルートは(要所要所に急坂があるとはいえ)、
比較的穏やかな稜線に付けられています。
谷川岳に登る人の8〜9割はこのルートなんじゃないでしょうか。
さて、肝心の紅葉は……思ったほどではありませんでした。
後に山小屋で主人らしき人が他のお客さんに話していたのを聞いていたら
(盗み聞きともいう)、
「昨日までの台風やら熱帯低気圧やら吹き戻しの大風で、
紅葉が飛んでしまいましたよ!」とのこと。
「でも、明日からもまた天候は不安定になるから、
今日登って来られて正解でしたね」とも。
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息も絶え絶え、小屋近くまで上がって来ました。
山頂まであとちょっと。なんかもう天に吸い込まれそうだ……。空がでかい。
空気はひんやりしてましたが、日差しはだいぶきつくて日焼けしました。
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逆に、山頂近くから小屋方向を見る。方角で言えば西を見てます。
万太郎山、仙ノ倉山、平標山に続く、美しき稜線……。いつかは歩きたい。
ちなみに、関越道の「関越トンネル」は、
まさにこの稜線を左から右へと貫くようにして真っ直ぐ作られています。
スケールがでかすぎて想像できない……。
そして、この写真、遠くの方には浅間山のシルエットも確認できます。
1年前に見に行ってます。↓
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谷川岳には山頂が2つあります(双耳峰)。
まず小屋から近い方の「トマノ耳」に到着。
そんなに広くはないので、ここでは休まず、ちょっと先の「オキノ耳」に行きます。
このオキノ耳に続くこの道が大好き。
奥の方に見える山は一ノ倉岳と茂倉岳。こちらもいずれ歩きたい。
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オキノ耳に到着。
頑張ったかいあって、自分にしては結構コースタイムを巻けました。
この山頂もいずれ団体さんで賑やかになるだろうと思ったので、
ちょっとだけ奥に進んで、人のいない岩陰でひっそり昼食休憩にします。
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何のひねりもないカップラーメンとトレイルミックスの昼食ですみません。
食後は上着を2枚重ね着して、温かいコーヒーを飲みながら、
山と高原地図で山座同定タイム。
2年前に来た時に比べ、かなり山がわかるようになってました
(全方位晴れてたので見やすかったのもあります)。
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北には、さっきも名前を挙げた一ノ倉岳と茂倉岳が。
ずーっと向こうには日本海があります(そこまで視認はできませんでしたが)。
余力と時間があれば、一ノ倉岳まで往復しようと思ったのですが、
どちらも微妙だったので、積極的に断念し、まったりタイムへ。
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南東を見ると、オキノ耳越しに赤城山が見えます。
赤城山のシルエットも良いですね〜。百名山だし、いつかは行くぞと。
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南西を見ると、トマノ耳越しに、遠くは富士山まで!
全く予想してなかっただけに得した気分に。
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赤城山をバックに大きな道標を。
これを撮っている自分の横を結構な人数が行き交います。
下りも意図的にちょっとスピードを上げて、
天神平まで戻りました(そこからはロープウェイ)。
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雨男の自分にしては上出来すぎるほどの好天のもと、
谷川岳を再訪できて、充実のワンデーソロハイクになりました。
人の多さは想像以上で、特に下りは追い抜きやすれ違いに気を使うことが多く、
脇目も振らず黙々と下りていただけという感じ。
その分、山頂(のすぐ脇)で1hほど、
気が済むまで山を見ながらボーッとできたので良かったですが。
さて、2週間後には近い山域で別の山に登る予定。楽しみ〜。