〈MH〉日光白根山へ。センパイと区切りのデイハイク
↑ これはセンパイではなく筆者です
健脚でストイックなfumiセンパイと久しぶりにワンデーハイクしてきました。
「たまには気楽に登りましょうよ〜」とお誘いしたら、
「喜んで! ところで私、郷里の九州に帰ります」とfumiセンパイ。
以前から「両親が元気なうちには……」と語っていたので、
決断には驚かなかったのですが、図らずもこれが区切りのペア山行になりました。
行き先は栃木県/群馬県の境にある白根山。エリア的には日光です。
僕ら2人とも初めてでしたが、百名山だし、池や沼があり美観だと言うし、
登り応えのある周回が組めそうだし……ということで即決。
fumiさんのクルマで深夜に神奈川を出て、首都高→東北道→日光宇都宮道路。
いろは坂と中禅寺湖畔を真っ暗なうちに駆け抜け、3hで菅沼登山口へ。
夜明け前に行動開始しました。
…………
午前5時前に菅沼登山口を出発。
もちろんヘッドライト必携です。
fumiさんが持ってたこのランタンも大活躍。テント泊に良いかも。
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暗闇の樹林帯。前後左右に光る動物の目(シカでした)。
クマが出てもおかしくない雰囲気だったので、かなりビビりながら進みました。
fumiさんの熊鈴とホイッスル、全快で鳴らしながら歩きます。
そして、歩けば歩くほどに右足に違和感が……!?
山道を踏みしめる感覚がダイレクトに右脚全体に響いてくる。
こ、これは……。
「どうしました?」(fumiセンパイ)
す、すみません……
この感じ……
右足の登山靴に、インソール(中敷き)を入れ忘れてきてしまったようです……。
「(笑)」(fumi)
以下、片足だけ中敷きのない登山者のレポートです。参考までに。
…………
2時間弱で弥陀ヶ池に。朝日に照らされる白根山、ドーン。
写真で見る以上に勾配があり、岩稜帯が荒々しく、圧倒されます。
予想通り山の上の紅葉は終わってましたが、
色彩と音が少なく、どこか神秘的な趣のある朝の山でした。
…………
弥陀ヶ池から山頂まで約1h、直登モード。
このぐらいの急坂となると、普通ならものすごく汗をかくのですが、
かなりの強風にあおられ、体感的には氷点下の真冬。
手の指が寒さで痺れ始めたので、グローブは2枚重ね。
先を行くfumiセンパイは苦もなくスイスイ進みます。
そうかと思えば、それとなくスローダウンして、
全く脚力が成長せず、片足インソールのないダメ後輩を
笑顔で待っていてくれる優しいセンパイなのです。
…………
そして山頂へ。
さすがは火山というべきか、かなりゴツゴツしているのですが、
スペース的には広く、休憩場所には事欠きません。
風が強くて寒いし、絶対バーナーに点火できないと思ったので、
僕らは写真を撮っただけで行動再開しましたが。
…………
山頂の外れから見た五色沼。池や沼のある山景っていいですね。
対岸の稜線をこれから歩きます。
五色沼を中心にして、反時計回りに周回するようなルートです。
…………
その前に、一旦ガッと下って、五色沼避難小屋で昼食休憩。
美しい木のカップで、センパイの淹れた美味しいコーヒーをいただきました。
…………
再び稜線に上がって前白根山へ。ピークは中央右に見えてます。
軽快に歩くfumiセンパイの後ろ姿は、某ポケGo !のトレーナーのよう。
…………
前白根山に続いて五色山へ。
こう見ると、白根山は崩壊中の山って感じの荒々しさ。
…………
反対側を見やれば、中央に湯ノ湖の一部と湖畔の旅館群、
奥には男体山(右)や大真名子山、女峰山、太郎山などの山々が。
どの方角もよく見えてるのですが、
この辺りの山域は素人すぎて、男体山以外、山座同定に自信なし。
…………
湯ノ湖の湖畔をアップで。麓は紅葉が良い時期ですね。
…………
さて、五色沼の周回コースを離れて、次は金精山へ。
知ってはいたけど、また下りてから登り返すのね……(汗)。
…………
金精山の山頂にて、男体山をバックに吠える筆者。
ここまでの登り返しで死んでましたけど(汗)。
この後は(やっと)下るだけです。
…………
fumiセンパイの愛機、オリンパスOM-D。
山で使用者の多いカメラの上位に入るのではないでしょうか。
かっこええ。
…………
金精山から金精峠を経由して登山口駐車場へ帰還。
手前の黒いのがfumiさんの愛車。
コイツで僕も色んな所に連れてってもらいました。
…………
帰りの車中からの風景。奥は男体山のはず。
麓は紅葉の最盛期のようで、金曜日でしたが、
湯ノ湖畔も中禅寺湖畔もかなりの人出とクルマでした。
こりゃ土日はどうなるんかいな……と心配になるほど。
当初は麓で日帰り入浴でも行って、ちょっと観光でもしようかなんて
言ってたのですが、湖畔の賑わいを見てすぐさま「これは無理。帰ろう」。
明るいうちに神奈川まで帰って来ました。
…………
谷川岳馬蹄形ルートを日帰りでやっちゃうような脚力を持つfumiセンパイ。
自分とでは山力(やまぢから)が違いすぎるので、
最近はお誘いするのをためらうほどでしたが、
この区切りの時期にご一緒できて本当に良かった。
度々やってくる登り返しでゼーハー言ってた自分とは鍛え方が違い、
息も切らさず、汗もかかず登っていたので、
登り応えはなかったかもしれませんが……(笑)。
間もなく神奈川の家を引き払い、センパイはクルマで九州へ。
道中では富士山、六甲山、大山、剣山&石鎚山……などに
登る予定とのことで、羨ましい限りです。
自分がお気楽ハイカーとしてちょこちょこ山に登り続けているのも、
もとはと言えば、fumiセンパイの影響がとても大きく、
八ヶ岳、谷川岳、檜洞丸……など、思い出に残る山行は数知れません。
次は九州で一緒に登りましょう!