〈YMH〉日光白根山、再訪。紅葉は……(T_T)
群馬と栃木にまたがる名峰、日光白根山。
2年前に訪れたこの山を再訪しました。
2年前の記録はこちら。↓
この時の印象がとても良かったのですが、紅葉の見頃を少し外していたので、
2週間ぐらい早く行ってみました。
今回は平日の単独行。地元・神奈川からカーシェアの車で行きました。
そして、丸沼高原からロープウェイ利用で、
登山コースは前回とはほぼ重なりません。
数日前の台風24号が葉を散らしたせいで、
残念ながら今回も紅葉はあまり楽しめなかったのですが、
このロープウェイ利用コースは非常に良いなと思いました。
ハイキング/登山デビューの方や、
グループ登山を楽しみたい方に強くオススメします。
以下、ざざざっと写真を並べて行きます。
今回のカメラは、久しぶりにD7200(Nikon)、
レンズも久しぶりにSIGMAの17-70mm(APS-C専用)です。
ISO 100で絞りF8に固定し、日陰に入ったらISO 1600ぐらいまで上げてます。
ホワイトバランスは「太陽光」。JPGのみです。
サイズダウン以外、何もいじってません。
色味補正・明るさ調整・シャープネスなど、
後から「いじりたいなー」と思ったものもありますが、何もしてません。
そういうポリシーがある訳ではなく、単に後処理が面倒なだけです^^;。
SIGMA ズームレンズ Contemporary 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM ニコン用 APS-C専用 884550
- 出版社/メーカー: シグマ
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
…………
神奈川を朝5時に出て、3時間かけて丸沼高原スキー場へ。
ちょうどロープウェイの始発時刻(8時)に着きました。
平日ということもあり、駐車場もロープウェイも空いてます。
…………
「一昨日の台風で葉っぱが飛ばされちゃったんですよ。
山の上の方はほとんど紅葉はないです」とスタッフさん。
あららら。仕方ない。
…………
ロープウェイで1380mmから2000mmまで一気に標高を稼ぎます。
山の中腹はほんのり赤や黄色に色付いています。
最大8人乗りのロープウェイ、一組で1台使わせてくれてました。
つまり僕は一人乗車。景色を眺めながらのんびり。
…………
乗車時間は約15分。到着間際になってドーンと姿を現す日光白根山。
がぜんテンションが上がります。
…………
ロープウェイ山頂駅(実際の山頂はまだまだ先ですが)の近辺は、
レストラン、カフェ、足湯、散策路などがあり、登山客以外でも楽しめます。
犬の散歩もOKのため、下山時には駅の周りに多くの愛犬連れがいました。
この辺りは下山時の写真でもう少しお見せします。
…………
ゲートを通って、いざ登山開始。
山頂までのコースタイムはおよそ3時間。標高差は578mm。
実際のところ、ヘタレな僕でも2時間ちょっとで行けました。
高齢の方や児童向けにわざとゆるめのタイムを記しているのだと思います。
…………
山頂までのルートはいくつかありますが、今回は樹林帯コースをチョイス。
しばらくこんな道を行くので写真は割愛。
…………
頂上までラスト30分ぐらいの所で樹木がなくなり、一気に視界が開けます。
砂利と岩の荒涼とした道に。これが火山である日光白根山の本当の顔。
ちょっとアルプスっぽさもあって、ここを登っている時が一番楽しかったです。
…………
快晴で風も弱かったので、周囲を眺めながら気持ちよく登って行きます。
後ろを振り返ったり、横を眺めるとこんな感じ。
ロープウェイ山頂駅も見えます(2枚目の中央やや左)。
…………
低木には赤い葉がちらほらと。
…………
山頂部はラクダのコブのようにボコボコっとなっています。
向こうに見える標識まであと少し。
…………
2,578mの頂に到達。
前回来た時も思いましたが、日光白根山の頂上は岩でゴツゴツしているけど、
木々に覆われてはおらず、腰を落ち着ける所はどこにでもあり、
好きな所で景色を眺めながらまったり出来るので好きです。
ここまでの行動時間が2時間ぐらいだったためか、
はたまた珍しく今回は完徹ドライブではなかったせいか^^;(前夜に3時間眠れた)、
大きな息切れや急激なペースダウンをせず動けたこともあり、
かなり充実感のある登り行程でした(この後で息切れが発生しますが……)。
…………
周囲は雲海のようになっており、
2,000mオーバーの山だけが見えていたのではないかと思います。
遠くの方、富士山(1枚目)と北アルプス(2枚目)はやっぱり頭を出してます。
…………
山頂の端っこの方から、お隣のでっかい山、男体山(と中禅寺湖)を眺める人々。
僕もそちらに行ってみます。
…………
山頂の端っこから足元を見ると、日光白根山のシンボルでもある五色沼が。
高度感ある山の上から見るこの沼は本当に美しい。
今回はこの五色沼の湖畔を通るルートを組んでます。
沼の右側のボコッと迫り出している辺りで昼ごはん休憩の予定です。
…………
山頂方向を振り返るとこんな感じ。
続々と人が上がって来ていますが、近い山域にある谷川岳に比べると、
紅葉期と言えどもこちらの登山者数は1/5ぐらいだろうと推測します。
谷川岳の方が都心からのアクセスが良いので(新幹線でも車でも)、
恐らくこの日も、谷川岳にはたくさんの人が訪れていたことでしょう。
少なくとも平日は日光白根山の方が静かで、
登山道での渋滞の少ない山歩きが楽しめるんじゃないかと思います。
僕は谷川岳も好きですが、初心者やグループ登山に良い山は? と問われたら、
日光白根山をオススメしたいです。
…………
山頂には長居せず、五色沼へと下って行きます。お月さんも見えた。
…………
30分ぐらい下ると、五色沼避難小屋が見えてきます。
2年前はここで昼食休憩にしましたが、今回はスルー。
…………
さらに10分ほど歩くと、五色沼に到着。
数名の登山客が歩いている以外、人影のない静かな沼。
風もほとんどなく、寒さも感じず、最高の昼食休憩が取れました。
…………
今回の山行の裏テーマは「賞味期限切れの食べ物をなんとかする」こと。
半年前に期限が切れたフリーズドライのリゾットを2つ持ってきました
(お腹を壊すことはなかったですが、風味が落ちていたのか美味しくなかった^^;)。
ついでに、半日前に賞味期限が切れた鶏五目おにぎりも。
ちーかまは賞味期限セーフ。しかし、持ってきすぎました^^;
…………
風で吹き飛ばされた赤い葉っぱが沼にたくさん落ちてました。
…………
台風でやられてないごくわずかな湖畔の木々は紅葉の最盛期を迎えていました。
ゆっくり眺めながら下山していきます。
……が、ここにきて、なんてことない小さな登り返しで激しい息切れ……。
歩いては休み、の繰り返し。
僕はどうやら行動時間が3時間を越えると途端にダメになるようです。
…………
弥陀ヶ池(ここも美しい)を通過して、ロープウェイ駅方向へと下ります。
…………
紅葉の美しい場所や、苔むす道を1時間ほど下ります。
…………
ロープウェイ駅へ帰着。
…………
足湯(無料)があるロープウェイ駅なんて……嬉しすぎる。
…………
展望席にはなぜかソファーセットが。
ここにお弁当やお酒を持ち込んでのんびりしたいなぁ。
ロープウェイ駅やその近辺は、決して大規模ではないけれど、
施設や設備がちゃんと整っていて清潔感があり、
スタッフの方々の応対も良く、企業努力をしているなと感じました。
…………
これはロープウェイ駅近くにて。
今回はスケールの大きな紅葉風景は見られなかったですが、
ほどよく歩き応えがあり、雄大な山岳風景が楽しめ、とても満足しました。
帰りは環八の渋滞にハマって神奈川まで4時間かかり、ヤサグレましたが……^^;
今年は正月以来、山の仲間とは全然一緒に行動出来てないですが、
こんな所に皆で来られたら楽しいだろうなぁと思った次第です。