曇と雨マークばかりの7月の天気予報。
全く眺望は期待せずに金峰山(長野県・山梨県県境)を再訪しました。
3年前に仲間の「パタゴニ男」と行った、大弛峠からの往復ルートです。
今回は一人で。
眺望にこだわらずに向かったのは理由があります。
中古車ではありますが、車を購入しマイカー持ちになったので、
これでとりあえず一人でどこかへ行きたいぞ、と。
手頃な場所として、一度車で行ったことのある大弛峠を選びました。
地元・神奈川を発ち、中央道の勝沼ICをおりてからの下道はやはり長く、
ラスト30分ぐらいの細く曲がりくねった峠道ドライブには神経を使い、
だいぶ疲れましたが……^^;
平日の朝6時すぎに大弛峠駐車場に到着。
前回来たのは土曜日だったので下山時に路肩に溢れんばかりの車を見て
驚いたもんですが、今回は僕の車を含めて4台。下山時も10数台程度でした。
梅雨の平日にここまで来るのは物好きな人だけでしょうね^^;
…………
朝もやの道を一人静かに歩き出します。行きは誰とも会いませんでした。
これはこれでオツなものです。
…………
山頂まであと10分ぐらいの開けた地点。
前回はここでフワーッと雲が開けて行き、晴天になりました。
今回はあとちょっとで太陽が見えそうなところまで行く瞬間もありましたが、
結局青空を拝むことはなかったです。
…………
たんたんと歩いて行き、山頂到着。
コースタイム通り(2時間30分)でした。
…………
眺望がなくても金峰山には五丈石という名物があります。
神々しくて存在感があって、すぐには立ち去り難い気にさせられます。
ということで、ここで昼食タイム。
ちなみに上の2枚の写真、上がRX100M5(SONY)で、
jpgで撮りっぱなし。結構味付けが違うものですね。
…………
なぜか山ではシーフードヌードルBIGが食べたくなります。
というか、山でしか食べてないです(笑)。
山頂には僕以外に60歳ぐらいのソロの男性がいて、
その方は僕から7mぐらい離れた地点で、
同じようにお湯を沸かしていました。赤いきつね派でした。
僕「覚悟してましたけど、眺望なくてちょっと残念ですねぇ」
男性「うん。でも、雨に降られないだけまだ良かったよ」(ニコニコ)
なんて軽く言葉を交わして、五丈石を見ながら互いに黙々と麺をすする。
他には風の音しかない、気持ちの良い時間でした。
男性は顔を上げて一言。
「昔は五丈石のてっぺんまで上がったもんだけど、今はもう無理だ(笑)」。
ずっとニコニコしていて、山が本当に好きそうな、感じの良い方でした。
…………
男性に「お先に」と伝え、来た道を戻ります。
中間地点の朝日岳まで戻って振り返ると、稜線上だけ晴れていて、
五丈石がはっきり見えました。最後にちょっとだけご褒美をもらった気分です。
帰りは20名ぐらいのハイカーたちとすれ違いました。
もしかしたら後続の人たちは、金峰山山頂から周囲の眺望が楽しめたかもしれません。
…………
今までなら下山後は、まず地元まで早めに戻って、
カーシェアリングの車を返却して、仲間と飲むことが多かったですが、
マイカーの一人山旅は気楽なものです。
出てきた中から直感的に『はやぶさ温泉』をチョイス。
ここがとても自分好みで、かなり癒やされました。
旅館風な佇まい、ひなびた雰囲気、いい湯にいい食事……。
地元の人達にずっと愛されているようで、多くのお客さんが
スタッフさんと親しげに挨拶を交わしていました。
地元の学友っぽい60歳ぐらいの男性6人組が大広間の一角に陣取り、
昼食(お酒付き)→温泉→宴会という流れでのんびり楽しんでいました。
羨ましすぎる……。
そのうちの一人だけ、湯あたりしてしまったのか、
温泉後の宴会ではずっと横になっていたのがなんだか微笑ましくて(笑)。
その様子を眺めつつ、こっちもなんだか笑ってしまいながら、
ノンアルビールと鉄火丼&小そばセットを美味しくいただきました。
他のメニューも実に美味しそうで、アルコール類も充実。
ここを定食屋とか居酒屋として利用しているお客さんも多いんだろうなと。
今度、そっちメインでまた来たいな。
↑ なぜか萌えキャラを採用していたり、面白いサイト。
のんびりとマイカーで一人山旅を満喫した一日でした。
こんな調子で気の向くまま、他の山域にも行ってみようと思います。
……と、ここまで一旦書いた文章が全てぶっ飛んでいたため、
書き直してお届けしました(^^)