〈MH〉雪の里山歩き。高畑山
1月下旬。
関東に雪がドカッと降ったので、
数日後の好天の平日を狙って一人で雪の里山歩きを楽しんできました。
山梨の高畑山です。標高は981m。
マイナーだけど富士山が見える山で、
中央線の鳥沢駅を降りて(バスなどには乗らず)
そのまま登れるので、ハイカーには人気だそう。
とはいえ僕は初めて。しかも雪が残ってる。
本格的な雪山装備は持ってないですし、経験も技量もない。
なので、登山口まで行ってみて、
もしトレース(踏み跡)がなければ断念して、
確実にトレースがあるであろう高尾山などメジャーな山に切り替えるつもりでした。
幸いにも、数名分のトレースがあったので入山。
雪はふわふわしすぎず、ベチョベチョでもない。
サクッ、ザクッという感触を楽しみながら歩きます。
先行者の踏み跡に歩幅を合わせたり、
傾斜がキツイと足が雪で滑ったり、とスピードが出ません。
登り2.5hの標準コースタイムを少しオーバーしたかな。
最後の方の登りではチェーンスパイク(簡易アイゼン)を使いました。
登っている間は誰とも会わず、頂上に男性が一人いただけ。
そこまで開放的な頂上ではありませんが、富士山はしっかり見えました。
で。
本当は倉岳山という隣の山まで1時間ぐらいの稜線歩きを楽しむ予定でした。
が、そちらにはトレースが付いてません。
雪が降ってからのこの3、4日、誰も歩いてないと思われます。
試しに5分ぐらい歩を進めてみましたが、
雪がまだ柔らかく、ズボッと膝ぐらいまで埋まります。
この調子ではかなり時間がかかるでしょうし、
体力をガッツリ消耗することも目に見えてます。
それにもっと怖いのは、道を見失うこと。
高畑山の山頂までの道も、足跡があったから迷わずに歩けたようなもの。
所々、目を凝らさないとわかりづらいところもありました。
初めての山で単独行、道は雪に覆われていてわかりづらく、
トレースもなく、足は雪に埋まる……。
そんなにためらうことなく「今の自分には無理!」と判断しました。
なので、頂上でもう少しのんびりしてから下山。
トレッキングポール(久々に持参)も使ってガツガツくだります。
案の定、派手にコケましたが……。
帰りは3人組の男性パーティーとすれ違っただけ。
静かな静かな冬の里山歩きとなりました。
今回、カメラはSONYのRX100を持ってきてたんですが、まさかの電池切れ(汗)。
1枚もシャッターを切れないって、なんのために持ってきたんだか。
なので、写真もスマホで数枚撮っただけです。
春になったらまた来よう。