〈MH〉修理を終えたレンズが帰って来た! そのお値段は?
約10日かかって、
ニコンの修理工場からレンズが帰って来ました。
(点検と修理に出した時の話はこちら↓
〈MH〉ニコン・新宿サービスセンターへ点検と清掃に出してみた - ものとひと)
(点検と修理に出して異常が認められ、修理工場に出すまで↓
〈MH〉ニコンサービスセンター、点検の結果は? - ものとひと)
明日からの大阪出張に間に合うのでひとまず
ほっと胸を撫で下ろしました……。
が!
修理代金は、先日聞いた
ざっくりとした見積りの「高い方」でした。
¥31,626-なり。
覚悟はしていたとはいえ……そうきましたか(笑)。
納品書を見ていきます。
処置内容
ガタのため鏡筒(きょうとう)部の部品を交換いたしました。
AF(オートフォーカス)精度点検の結果、
後側にピントが合う傾向(いわゆる「後ピン」)が
確認されましたので、ピント位置の再調整をいたしました。
レンズマウント摩耗のため、マウント部を交換いたしました。
※文中のカッコは僕が補った言葉です。
要約すると、
「部品をたっぷり替えて、後ピンを直したよ」
ということでしょうか。
交換部品と金額
下の写真でご覧ください。
難しい部品名称がいっぱいです。
なんか大手術だったっぽいな……。
トータルおいくら?
上の写真の右側にも載ってますが、
修理料金が¥11,500-
部品代が¥18,620-
消費税が¥1,506-
で、¥31,626- でした。
直した甲斐はあったのか?
それはもう効果テキメンでした。
僕はこの翌日から大阪出張に行き、
500枚ぐらい撮影したんですが、
修理前よりピントの当たり率が大幅に向上していました。
それがこのレンズの本来あるべき姿というか、
今思えばやっぱり、修理前はわかりやすく
異常をきたしていたんだなと言わざるを得ません。
例えば、光量が十分にある明るい室内で、
広角側で人物の記念写真(つまりほぼ動かない被写体)を
撮る時でさえ、
以前はピントが来ていない写真が散見されたのですが
(なので、保険でかなり多めに撮っていた)、
修理後は全くそういうことがなくなりました。
望遠側でもピントが来ている写真が増え、
全体的に解像感が上がった印象があります。
今回の教訓
いわゆる専業のプロカメラマンではないとは言え、
僕にとってカメラは仕事道具の一つですし、
多くの現場で写真がお金になっています。
ということは、
道具を常に最良の状態に保っておくことは
「義務」と言って良いでしょう。
やっぱり定期的なメンテナンスと点検、
それから修理は早め早めにやらないといけませんね。
今回、レンズとボディの修理で、
¥46,000-ほど払ったことになります。
確かに高いなぁとは思うんですが、
必要経費と考えることにしていますし、
きっちり点検と修理を終えたという安心感がありますので、
また仕事に集中して良い写真を撮れば良いかな、と。
このようにブログのネタにもなりましたしね。
(※ニコンの「Nikon Professional Services」に
入れば修理代金、安くなるよ! ということは
人に言われましたし、以前から知ってはいました。
ただ、「撮影を生業としていること」という
資格は満たしているかもしれませんし
〈それらしき必要書類などは用意できますが〉、
「現会員の1名の推薦者」も立てられますが、
「一眼レフ・ボディ3台以上」あるいは
「交換レンズ5本以上」という直截的な入会資格には
微妙に届いていないんです(笑))
あと、今回のもう一つの教訓は、
このレンズ、僕は大手カメラ屋の中古ショップで、
「店頭展示品」を買ったんですが、
そういう来歴の品だけに、
もしかすると買った時点ですでに
今回発覚したような異常があったのかもしれません。
その段階では、
まだ「不具合の兆候」ぐらいだったかもしれませんが。
今後も中古でレンズを買う時には
色々と気を付けた方が良さそうだなーというのも
学んだことです。
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