〈YMH〉大人の夏休み2017。再び上高地〜涸沢〜穂高へ

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今年の夏も北アルプスに行って来ました。「穂高、再び」です。

 

一昨年、僕らは初めて上高地→涸沢→奥穂高岳を歩きました。

 

〈MH〉大人の夏休み。晴れのち雨の穂高へ(上高地〜涸沢〜奥穂高岳〜岳沢〜上高地) - やまとものとひと

 

途中まであの時と同じルートで、今回は北穂高岳を目指します。

 

涸沢にテントを張って2泊しました(一昨年は山小屋で1泊)。

 

「まさか!」な事態がいくつかありましたが、幸い天候にはずっと恵まれ、

素晴らしい山旅となりました。

 

特に涸沢の朝の景色ね! ↓

 

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この映像の最後の方で、山をクローズアップしてますが、

「これからあそこ(北穂高岳)に登るぞ!」という意味です。

 

果たしてちゃんと登れたのか!?!?

 

以下、写真でざざざっと振り返ります。

 

なお、今回のカメラ&レンズは、Nikon D750 + Tamron SP24-70mm F2.8です。↓

 

Nikon デジタル一眼レフカメラ D750

Nikon デジタル一眼レフカメラ D750

 

 

初めてこの組み合わせで山に入りましたが、案の定、かなり重かった。

 

ずっと首から下げて登ってたけど、

岩稜帯ではカメラとレンズを岩にぶつける恐れもあるし

(実際レンズフードには細かいキズがたくさん付きました)、

カメラの重さに振られてバランスを崩しかねないなと痛感。

 

写りは非常に良くて満足しているのですが、

プロの山岳写真家でもない限り、ここまでの装備はいらんかな……とも思いました。

 

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上高地へはやはり夜行バスが便利。今回は東京駅から3列シート車で。

非常に快適でしたが、予想通りあまり眠れず。

 

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朝5時過ぎに上高地着。この時点では結構ガスってました。

 

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いつものメンバーです。リーダー(左)とパタゴニ男。

リーダーは仕事用のクツが合わず、足裏の皮がベロベロに剥けており、

見るからに痛そう。出発前に応急処置をしてます。

 

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朝6時頃、上高地を出発。

 

誰もいない河童橋で写真が撮れるのは早朝だけ。でも、ガスってるなぁ。

 

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「今見えているのが◯△◯△山で……」なんて話しながら歩いてたんですが、

この後、アクシデント発生。

 

実はリーダー、前日発熱していて、この日は復調したかに思えたのですが、

いきなり悪寒が走り、熱がぶり返して歩行不能に。

ズルムケの足からバイ菌が入ったのではないかと思います。

 

ということで、リーダーは上高地から2時間歩いて、徳沢のキャンプ場で離脱。

その後丸2日間、一人で寝たきり生活となりました。

 

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心細いけど行くしかないよねってことで、

僕とパタゴニ男の2人でのんびり涸沢を目指します。

リーダーが離脱したら、一気に晴れてきたし。

 

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テン泊装備はやっぱり重いっす、とパタゴニ男。

 

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でも、こんな道があるから僕らは歩くことをやめられない。

 

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予定時刻よりだいぶ遅れて涸沢到着。

 

2年ぶりの涸沢はあの時と全く同じ空模様。

晴れは晴れなんですが、稜線には雲がかかっています。

 

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2年前は涸沢は通過点で、

一気に稜線まで上がった訳ですが(今考えると無茶なことを……)、

今年はここでテントを張って2泊します。

 

平日だったためか、テント場は空いていて、管理所のすぐ近くに張れました。

岩でゴツゴツしてるので、コンパネを2枚借りて(有料)、その上に設営。

 

標高2300mの我が家です。

 

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初日の夕食はパタゴニ男特製スペアリブと野菜炒め。これ最高。

 

食後は何をするでもなく、テント内でゴロゴロ。

そのまま朝までぐっすり……とはいかず、浅い眠りを繰り返してました。

それも予想通り……。

 

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明けて2日目。暑くもなく寒くもなく、風は爽やか。雨は降らなさそう。

 

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もうちょっと日が出てから動こうか〜と空を眺めていたら……

 

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みるみるうちにドピーカンに。なんだこれ、絵葉書か。

 

日焼け止めをたっぷり塗って出発です。

 

目指す北穂高岳はこの写真の右側の峰。てっぺんまで見えてますが、

斜度がキツイため時間はかかります。約3時間の登り。800mの登り……。

 

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ちょっとしたお花畑の脇を通って、いざ出発。

 

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1時間ぐらい登ったところ。先はまだまだ長い。

 

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振り返ると、常念岳らしき山が雲海を突き抜けてました(画像左側)。

 

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進行方向左手には奥穂高岳(右側の一番高い所)。

一昨年、ガスに巻かれながら登った山です。

 

そこに至る道「ザイテングラート」も写っています。

 

なんとまさにこの日、ザイテングラートで滑落死亡事故が発生。

亡くなられたのは、僕らと同世代の男性でした。ご冥福を祈ります。

 

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北ホまであとちょっと!!

 

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到着!! 標高は3100mぐらい(だと思う)。

 

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北側には槍ヶ岳さま。これが見たかった。

 

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槍を撮る人々。

 

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西側には笠ヶ岳。かっこいい〜。

 

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南側の前穂高岳方面。遠くに富士山や南アルプスの山々も。

 

3000m級の山だけが雲の上に顔を出しています。

 

それを見られる場所に、自分の足で上がって来られたことに感動。

 

 

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頂上近くの北穂高小屋で休憩。

天空のテラスとスタッフの応対の良さで知られている小屋です。

 

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高所恐怖症のパタゴニ男、完全に腰が引けてしまう。

 

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人気のラーメン&カレー。疲れた身体に染みました。

 

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日差しが強烈なので、小屋内でコーヒータイム。

 

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団体さんが頼んでたカルビ丼も美味そうでした。

というか、このロケーションならなんでも美味いと思う。

 

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小屋で90分ほど休憩してから、涸沢まで下ります。

 

理想のプランとしては、

北穂高岳から奥穂高岳までプチ縦走をしたかったのですが、

北穂高岳に登っただけで体力がだいぶ失われてしまったので、

今回は見送りました。

 

夜行バスでもテントでもあまり眠れておらず、疲労も溜まっていたし、

そもそも僕はそこまでの身体が出来てないなと思いました。

事故のリスクがあるので、安全に下山します。

 

体力も体調も万全に整えて、いつかあの岩稜帯の稜線を歩きたいと思います。

 

下山途中で涸沢を見るとテントが増加中。そうか、今日は土曜日か。

 

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無事、涸沢の我が家に帰還。

 

リーダーから託されたビールを雪渓で30分冷やして北ホ登頂記念のお祝い。

 

リーダー、熱は下がったかな……。

 

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テント、増えたっすね〜と言いながら、夜飯のラーメンをいただきました。

 

食後すぐに寝袋に潜り込んだのですが、ちょっとした事件が……。

 

僕らの隣には中年のご夫婦(カップルかも)のテントがあったのですが、

夜8時すぎ、そこからコンパネがきしむ音と女性のアノ声が……。

 

あれはきっと周囲の複数のテント宿泊者に聞こえてたと思います。

 

(以下、ヒソヒソ声で)

 

「ねえ、パタゴニ男、お隣さん、これって……始まってるよね?」

「えっ? ……あっ、ホントだ!! うわー、マジっすか……」

「これってテント場でよくあること?」

「んなわけないじゃないですかっ」

 

僕らがしばらく寝付けなかったのは言うまでもないでしょう。

 

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うつらうつらを繰り返し、朝4時起床。

 

前日よりも雲がなく、星も見えてました。

ミニ三脚をセットするのが億劫で星空を撮らなかったことを後悔してます(汗)。

 

↑ この写真は高感度で手持ちで撮りました。

 

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5時前に東の空が明るくなり……

 

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5時15分頃、穂高の山々が赤く照らされます。

 

初めて見たモルゲンロート。ちょっと出来過ぎなぐらいです。

小屋泊まりの人もテントの人も皆、見入っていました。

雑誌でよく見る涸沢ヒュッテ代表のYさんもスマホで写真撮ってましたよ。

 

きっと稜線上にある北穂高小屋や穂高岳山荘では、

皆、表に出て、ご来光を眺めていたんじゃないでしょうか。

 

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モルゲンロートを見届けて、上高地まで下ります。また来るぜ、涸沢。

 

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本谷橋で沢水に頭を突っ込んで洗髪し、手ぬぐいを濡らして身体も拭きました。

水が超冷たかったけど、さっぱりリフレッシュ。

 

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本谷橋でだいぶ休憩してから、リーダーの待つ徳沢へ向います。

 

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リーダーはなんとか自立歩行が出来るぐらいには回復していたので、

徳沢でうどんを食べて3人で帰路につきました。

 

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涸沢や北穂高岳でのあれこれをリーダーに報告しつつ、

上高地まで約2時間のウォーキング。

 

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日曜のお昼の上高地は観光客で賑わってました。

 

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上高地バスターミナルに正午過ぎに帰還。おつかれさまでした!

 

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上高地新島々駅はバス。新島々駅松本駅はローカル線。

 

そして、松本駅からはJR特急あずさ号で東京まで戻りました。

 

あずさの指定席はなぜか前後の号も含めてオール満席。

松本始発なので自由席に座れたのはラッキーでした(途中から立ち客多数)。

 

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以上、2017夏の山旅日記でした。

 

今年の夏、穂高エリアは晴れの日がとても少なかったようです

(関東もそうでしたね)。

 

僕らが行ったのは9/1〜9/3なので暦上は夏とは言えませんが、

3日間雨には降られず、9/2と9/3はピーカンでした。

 

リーダーの離脱はまさかのアクシデントでしたが、

予定していた行程は僕とパタゴニ男の2人で無事に乗り切れましたし、

眺望に恵まれっぱなしの素晴らしい山旅となりました。

 

もともと1年ぐらい前に僕とパタゴニ男の2人で

「今年は涸沢でテントで2泊はしてみたいよね」

と意気投合したのが今回のプランの出発点。

「ベースキャンプ型山行」と呼ばれたりもするスタイルです。

 

僕らは「涸沢貴族計画」と名付け、妄想たくましくしていました。

プロレタリアートにとって束の間の幻のような夢計画。

 

欲を言えばあともう1泊して(3泊以上涸沢でテント泊をして)、

「特に何もせず、ワインを呑む」という日も作れたらネタとしても最高でしたが、

2泊3日でも堪能することができました。

 

できれば紅葉の最盛期に「涸沢貴族」になってみたいけど、

想像を絶する混雑なんだろうなぁ……。

 

穂高連峰に登らなくても十分に楽しめる涸沢。

 

母娘ハイキングとか同窓会風ハイキングの人も多く見かけました。

 

一年の半分は雪に閉ざされている「外国みたいな山岳風景」へ、

ぜひ一度行ってみてください。

 

上高地周辺の散策路や宿泊施設も充実してますので、

まずは旅行で上高地へ訪れてみるのもおすすめです。